こどもが自分の好きなテーマで絵を描いているキッズ・アートクラブBクラス。今回ご紹介するのは、世界で一番大きな魚を主人公にした6枚組の紙芝居です。タイトルは「ごはん」。
世界で一番大きな魚を釣りあげようと、ボートに乗った悪い釣り人がねらっています。世界で一番大きな魚はとっても食いしん坊。釣り人がたらすエサを食べないようにと、まわりにいる魚たちが「食べちゃダメ」と教えてあげています。
そこへ、「世界で一番大きな魚を釣ってはダメ」と大きな声がして、別のボートが近づいてきました。赤いごはんをたくさん海にまいています。「これだったら食べていいんじゃない?」とウニがみんなに言いました。
食いしん坊の世界で一番大きな魚は赤いごはんをたくさん食べて、どんどん大きくなりました。世界で一番大きな魚が赤いごはんを全部食べてしまったので、イルカとトビウオとウニは「おなかすいた~」と、海の底へ沈んでいってしまいました。そこへまた、ボートに乗って悪い釣り人がやってきました。「へへへ」と笑いながら釣り糸をたらしています。
世界で一番大きな魚は怒って、海の中からボートに体当たり!!悪い釣り人は吹き飛ばされてしまいました。そこへ赤いごはんをまいていた人たちがやって来ました。「新しい島がある!」・・・世界で一番大きな魚を島だと勘違いしたのですね。そして、世界で一番大きな魚の背中に家を建てました。イルカたちは赤いごはんにありつけたようです。
「この島、縮んでいってない?」・・・時がたち、島になった世界で一番大きな魚は、ごはんを食べていなかったので、小さくなってしまいました。なんてことでしょう!!世界で一番大きな魚は、いずれ海の底へ沈んでいってしまうでしょう・・・。
おしまい。
描きながら、物語がどんどん進んでいきました。一気に描きあげてしまいましたよ(#^.^#)
イソップ物語のような、マザーグースのような、そんなテイストの物語だと思いませんか?